一歩

あっという間に一週間、二週間とたってしまった。



前の日も普通に眠れたのに、
関空についた途端
お腹が痛くなって
どうしようかと思った。

「どうしても無理と思ったら
うちへおいで」
と言ってくれたかおりちゃんの言葉が頭に浮かぶ。
「いやいや、ここががんばりどころ」って自分と葛藤。
寒いから急ぎ足になったり、
どうしようって急に足が重くなったりしながら家についたら、
なんかもう泣きそうで、
３人で食卓囲んだら、
なんだかとっても普通で
堪えきれず、わぁーって泣いて、
「ここでは、素直に感情を全部吐き出したらいいのよ」
って言葉に、心の中の凝り固まったものが溶けていった気がした。

それで終わり。
結局、言おうと思ってたこと
何も言わなかった。
言えなかった。

本当は自己完結するのはよくなくて
ちゃんと話をするべきなのだろう。
でも、目の前で泣いた事は私にとって小さな一歩だったのかもしれない。
一人で泣くのとは違うって知った。
話せなかった想いは
話したいと思った時に話せばいい。


たくさん悩んで
たくさん泣いた日々は
無駄ではなかった
いつまでも執着する自分を
責めるのではなく
そうかそうか！
それだけ大変なことなんだよね
って認めてあげる自分も必要なのね。

経験

神戸の地震から１９年

ＮＨＫの特集番組で紹介されてた神戸の自治体と住民の活動がすごかった。
「大型災害時は消火活動を優先されるから人命救助はできない
　住民たちで救助してほしい」と方針を決めた消防と
それを受けて救助の訓練を繰り返す住民たち。
一方的ではなく、双方向での具体的線引きと役割分担。
そしてあらゆる可能性を想定しよりよいやり方を模索し続ける姿勢。
危機意識の次元、具体性が全然違う。

経験ってすごいなぁとおもった。
経験したからこその具体性であり継続する力になるのかな。
起こりうること、繰り返したくないこと。

私でさえ、東北の震災の衝撃よりも
神戸の地震の時の揺れの怖さのほうがずっと鮮明に覚えてる。


経験のない私は、一生懸命想像すること
誰かの経験を自分のものとすること

作りかけて止まってた避難リュック
ちゃんと完成させないとな。

タイミング

手放すことも大きな愛だよ

って私は言ったらしい
自分の言葉が誰かの心で温められて返ってきて
そうか！ってハッとするものがあった
自分の心と闘い続ける彼女の姿に勇気をもらった
手放すって難しいね　大切なものも　未来の不安も


顔を見て話すってやっぱちがうなー
言葉にできない想いっていっぱいあるものね


彼女が教えてくれたとある出来事に（とてもささいな）
この１年の私のくだらないやきもちのようなモヤモヤが
すーっと晴れていった
気を抜くと涙が滲むほど、嬉しかった
そこに他意も深意もないことはわかっているのだが！

自分で思うよりも私の愛は伝わっているのかもしれない
そうだといいな

このタイミングで会えたこと大きかったな

バイク屋さん

自転車のチェーンが外れてしまって
近くのバイク屋さんに持ってた。

一瞬でチェーンは直り、
オイルを注いで丁寧にギアの調子をチェック。
ものの５分。


おいくらですか？？


うーん・・・まぁ２００円ってとこかな？（てへっ）


なんかぐっときた。
おじさんの「うーん・・・」にこめられた
「まぁお金もらうほどのことでもないんだけど
お店やってる以上無料ってわけにもいかないしなぁ。。。」
っていう感じが最高にかっこよかったです。きゅん。

１年２組

やいちゃんとやのくんの結婚式におよばれした

２年間しかいなかった東京の小学校、１年２組の二人が結婚するなんて！

やっぱり人生はドラマだなぁ。。。



２５年ぶりに再会するクラスメイトは

”ひさしぶりー”とはちょっと違って

でも

”はじめましてー”でもなくて不思議な感じ

お互い語るほどの想い出は出てこないのだけど

受け入れて仲良くしてくれてうれしかった。





あのころの思い出が特別キラキラ輝いているのは

”転校”によってプツリと途絶えてしまったせいもあるけれど

人のことを勝手にカテゴライズしたり評価したりしない

純粋な人間関係だったからなのかな





歳を重ねるにつれて、

あの子はこういう人で、ああいうのが好きで、

だから私と一緒・・・とか

だから私とは合わない・・・とか

勝手に仕分けて安心しようとしてしまうけど

そういうのよくないね